悪夢

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「やめて! 母さん痛いよ!」 必死でもがく理人だがアクリル紐の拘束も、跨ってきた母も、どうにもならない。 「可愛い理人……。怖くないわ、母さんと気持ちヨくなろうね」 母は舌なめずりをすると、理人の服を捲りあげた。未成熟の躰が、外気に晒される。何も知らないピンク色の乳首が少し冷えた空気に触れ、硬くなる。 「可愛くて美味しそう……」 母は理人の乳首を口にふくみ、もう片方は指でこねくり回した。生あたたかい舌が円を描くように動いたかと思えば、歯を立てられ刺激を与えられる。股間には固いものが当たり、それがリコーダーだと分かった瞬間悪寒がした。 「ひぃ……! うぅ、やだ、やだぁ! 母さ、っ……!」 理人が訴えると、母は顔を上げた。 「しょうがないわねぇ」 母が微笑んで拘束した手に近づくと、理人は安堵した。 (終わった……) 「母さん、これを取っ……んぶぅっ!?」 言葉を発するために開いた理人の口は、豊満な胸をねじ込まれて塞がれてしまった。 「まだ母さんのおっぱい飲みたいの? いいわよ、ほら、吸ってぇ」 母は躰を上下させ、理人はそれを押し出そうと舌を突き出す。 「んんっ! ふ、ぐうぅ……!」 「あぁんっ、それイイ……! 上手よ、理人!」 (苦しい! 親子なのに、なんで……) 理人はなんとか首を横に向けて乳圧(にゅうあつ)から逃れると、胸を上下させて酸素を取り込んだ。 「はぁ、はぁ……なんで……」 理人が涙を流しながら息を整えていると彼を覆っていた影が消え、今度は下半身が外気に触れる。驚いてそちらを見れば理人の心と裏腹に主張した男根が、女の入口にあてがわれている。 「やだ! 母さん、それだけはやめて!」 「理人、母さんのナカに……」 母は恍惚の表情で、ゆっくりと腰を下ろしていく。粘液をまとった熱が、理人を飲み込んでいく。 「やだ、やだぁ……」 「やめろ!」 ものが少ないシンプルな部屋に、声変わりを終えたばかりの叫びが響く。 「またあの夢か……」 高校生になった理人は身体を起こすと、汗で湿った髪を掻き乱す。
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