パラディドル
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紅玉の月 それを枕にする君は まるでかぐや姫の様 那由多の彼方から届く視線 光線銃が如く貫く 千年の現が立ちふさがれど 万年の幻がそれすら打ち砕く 人魚の唄声が聞こえる 化け物の誘惑さえも今が花 プラスチックの船で会いに行こう 突けば沈むと知っていても 結末が見たいんだ 果てへ 果てへ 灰舞えと口ずさむ僕の口からは ホルマリン臭さが鼻を突く 錆びついた愛しき歯車に 動けよ 動けと水を差す
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