出会い

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僕の最初の配属先は総務的な部署で、職場内の物品の管理などをする部署でもあった。 彼女は所属課の庶務担当をしていたようで、よく僕のところに物品をもらいに来た。 すると、自然に会話をするようになり、打ち解けていった。 物品を保管する倉庫で一時間くらい話し込むようなこともあった。 周囲の人間から、「おまえ、あの子を口説いていたのか?」と何度も聞かれたことがある。 口説いていたなんてとんでもないことで、職場内のゴシップやら、上司や同僚の悪口、仕事の話など他愛もない会話をしていたのが実際のところだった。 もちろん、彼女の胸や尻に対し、知的好奇心が皆無だったわけではないが。
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