綺麗なお姉さん

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  今もあの基地は山にあるだろうか? 最初に作った基地は、木に拾った細木を立てて枯れ草や枯れ葉などを木のまわりに被せた簡単なものだった。 試行錯誤してやっと満足できたものに仕上がるのに小5の夏休みがつぶれた。  一緒に基地を作った友達とも中学になる頃には、山にある基地に集まる事もなく他の事で日々過ぎて、小学生は遊んでばかりいた。 遊んでばかりいた僕は勉強の方はまぁ~可もなく不可もない感じ。 頭を使って机にかぶり付くよりも、同じ頭を使うのならスポーツに使いたい。  中学に入ると1人でも出来るテニス部に入って黙々とラケットをふった。 高校はスポーツ推薦で受かるくらい上々な成績。 人気も上々かと思いや、未だに彼女なし。  勉強も高校にはいっていい先生に巡り会えたおかげもあり、面白くなってきた。 特に数字は面白い。 先生は先に答えを書き、僕達に問題を作らせる。 他の授業も先生が独特な面白さを作っていた。 勉強に興味がわいてくると楽しい=成績アップに僕はなかったおかげで大学も希望する所に合格した。
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