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中はキツい。締め付けが強すぎて、少し痛いくらいだ。
「リラックスして。吸って、吐いて、吸って、そうそう、力抜いて……」
なんだか、泌尿器科の処置室みたいなノリになってきた。行ったことは無いけれど。
てっちゃんも緊張を解こうと、オレの声に合わせて、必死に呼吸している。
その時、オレの陰毛がてっちゃんの肌に触れた。
全部入った――脳みそがそう理解した途端、爆発するような、とてつもない幸福感に襲われた。
暖かい粘膜に包まれた部分から、全身に痺れるような快感が走る。
弱い部分への侵入を許してくれた、てっちゃんへの愛おしさが膨れ上がる。
愛する男と結ばれ、一つの肉の繭になる幸福を、オレは噛み締めた。
前のめりになって、その体をぎゅっと抱きしめる。
「……」
言葉にならない。
何の言葉も出てこない。
ただひたすらに幸福で、てっちゃんが愛おしい。
息も絶え絶えにキスを繰り返し、お互いに何度も、頭を撫でた。
「…………好きだ」
目を見つめて、必死の思いで告げた。
てっちゃんは黙って、コクンと頷く。
「……好きだよ、てっちゃん」
てっちゃんは何度も頷いて、オレにすがりついた。
頬を両手で挟んで、またキスをする。唇を啄む度に、少しずつ体のこわばりが溶けていく。
「てっちゃん、ほら、全部入ってるよ」
オレはてっちゃんの手を掴んで、繋がっている部分を触らせた。
興奮して、つい意地悪がしたくなった。
付き合っていくうちに気付いたことだけど、てっちゃんはちょっとだけ、こういうのが好きみたいだから。
触らせた途端、てっちゃんの体にまた緊張が走った。
強く締め付けられ、グッと息が詰まったけれど、オレは懲りずに耳元でささやいた。
「こんな風に、てっちゃんの体が、オレのを根本まで飲み込んでるんだよ。すごくない?」
ぬるぬるとローションまみれの接合部を、指でなぞらせる。
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