パンダンの日

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大陸の中心地にアピス国という小国があった。 其処に住む、ミ族、大女皇様を中心に暮らしている。 大女皇様(ショハム) 888段の階段を登りつめると、神殿があり、其処へいつものお勤めをしていた。 すると、神石が点灯し出してくる、、 直ぐに、下女を呼び、子供たちを連れて来るようにと命じる。 皇女たち四人は、揃って神殿の階段を上って行く。 「何、これって、長いね、、」 「この階段を毎日、女皇様は登っているの?」 「そうだね、、蝶ちゃん、」 「異国では、エスカレーターというものがあるらしいよ、」 「それ、、作ればいいのにね、お姉様、」 「それは、沢山の利用者が居てのことでしょう、蝶ちゃん、」 「あっ、そうか、女皇様しか使わないからだよね、」 「そういう無駄な電力は、使わない方がいいのよ、」 「それにしても、まだなの、、」 「何言ってるの、半分過ぎたばかりなのに、、」笑 「お姉様、、年取ったのでしょうか?」笑 「こらっ、月ちゃん、言ってくれるね、私は、まだ若いからね、」 「はい、すいません、お姉様、」 「ほらっ、、もう直ぐだからね、」 「あっ、神殿が見えてきた、、」 皇女たち四人は、息を切らせながら、頂上に到着する。
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