第2章 勇ましき女戦士との出会い

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そうなのであった。 チセイを襲ったアイスフロイライン達はまだ モンスター化されたばかりの初期戦闘用であったので 衣服を何も纏っていない。しつこいようだけどスッパダカなのである。 真面目な魔法使いのチセイも好奇心旺盛な思春期の 男の子。 呪文をとなえようにも標的を直視できないのでは 称えたスペル(魔法呪文)が彼女達に当たるわけが ない。 ガシッ!チセイを囲んだアイスフロラインの一人が チセイの右頬をひっかきチセイの上に馬乗り状態に なった。 「わぉ、ムネがこんなに目の前に。」 頬がじんじんするほど痛く血も流れているのに チセイは戦闘に集中できない。 さらに他の4人のアイスフロイライン達もチセイめがけて飛び掛ってきた。 「うわー、ムネがー、オシリがー。 おおっ!?こんなとこ見ちゃっていいわけ。 わ、悪い、ツオイ俺だけぇー。」
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