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実はこのアイスフロイライン達はカイチョウが自分好みの美人な娘達を世界中から連れ去り、彼の
魔力でモンスター化させたのであり、背中に羽こそついてはいるが姿形は人間の女性と変わらなかった。
そんなハーレムに気分よくしているカイチョウのいる
オーサムイ国に二人の旅人がやってきた。
そう、皆様もご存知のツオイとチセイです。
「うわぁー、寒い、寒い。」 薄着のツオイは震えながら大きな声ではしゃぐ。
「この寒さじゃ上着が必要だな。ツオイ、どこかの街で毛皮の上着を調達しようか。」といつも冷静なチセイ。
「毛皮は高いですよ、チセイ先輩。それなら毛皮の上着2着買うかわりにあったかい美味しいもの食べましょうよ。」
といつも食い気のあるツオイだ。
「ったく、食うことばかり頭の中にあってぐうたらぶりが演技だけでなく板についちゃっているじゃないか。もっと堅実にいかないと痛い目にあうぞ。」
呆れ顔でチセイがツオイを諭す。
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