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さぁ、どうしようか。
あきなのSNSの鍵が外れたタイミングと、外れてからの最初の投稿が金子だったことから、既に元カレが俺に殺されたということは悟られているだろうと察した。
おそらく、あきなは金子と手を組み、俺を見つけ出そうとしているはずだ。
このままノコノコとhomeに行くのは馬鹿だ。
俺はまず、日曜日から金子の家を確認。
学区内で同じ苗字の奴は何人かいたが、それでも数日で割り出すことが出来た。
水曜日、金子の家を割り出してから、homeへの最短ルートを割り出す。
きっと土曜日、あきなはいない。
金子は土曜日、必ず後ろを警戒している。
だから前から行こう。
木曜日、あきなが金子の家に来た。
そのまま帰るころまで待ち、あきなの今の家を特定。
あきなの家は、母子家庭で、母親はあまり帰らない。
家にいつもいるのは、あきなと、グレて朝帰りばかりしている妹。
妹は、帰ってこない日も多い。
簡単だ。
金曜日、必要な道具と場所をそろえて、あとは大人しくしていた。
そして土曜。
俺は一仕事終えると。
金子がバイトから帰るタイミングで、homeに向かった…。
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