序章

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登場人物紹介(すべてではありません) ・ゼオナレス 天を治める大神で、強大な力を持つ。 浮気性で女神のみならず、人間の女にも手を出す。 ・レーゼ 慈愛の女神でゼオナレスの妻。 夫とは別居状態。 地上に下りた際、身を投げた人間の女の胎内から赤子を救い出す。 この赤子は実はゼオナレスの子どもだった。 ・シャナン ゼオナレスとレーゼの娘。 冷静沈着な女神だが、残忍な一面も持つ。 秘かに父を愛しているが、その感情を押し殺し、永遠に誰とも結婚しない誓いを立てている。 女神アルラとは犬猿の仲。 ・アルラ 美を司る女神で、多くの男性の神々から求婚されている。 美しさを鼻にかけ、プライドが高い。 大神ゼオナレスの妻の座を狙っているため、彼の娘、女神シャナンとは激しく対立している。 目的のためには手段を選ばない。 ・エリヤ 大神ゼオナレスと人間の女との間に生まれた子ども。 慈愛の女神レーゼによって、身を投げた人間の胎内から救い出された。 彼を憐れんだレーゼにより、赤子の時に多くの女神より祝福を受ける。 それにより、美しい容姿や強靭な肉体などを手に入れる。 が、ただ一人、嫉妬の女神ジギルにより、呪いをかけられる。 ・ジギル 嫉妬の女神で非常に醜い容姿をしており、人間や神々が嫉妬によって、憎んだり争うことを望んでいる。 エリヤが多くの女神により祝福を授けられた際、ただ一人、彼に呪いを与える。 鞭打たれた者が、その者が呼んだ名前の者を狂おしく愛さずにはいられなくなる“情欲の鞭”を手に入れ、強大な力を持つゼオナレスを意のままに操ろうと企てる。 イル 女神シャナンの忠実なしもべで、普段は小さな女の子を姿をしている。 とても賢く、また、小鳥に姿を変えることが出来る。
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