第3章 ねずみは どうなったの

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 「ねずみはしぶといんだぞ! そんな簡単に死んでたまるか」  「人間の身勝手で、ねずみを虐げられたら、お返しするからな」  「川だって、海だって、泳ぎきるからね。チュー子」  チュー子「そうよね」    チュー太「人間の勝手にはさせないからな」     子「……でもね。また、大きなお魚食べたいわね」     太「夢にまでも出るよな」     太「オイラの目の前にマグロの頭があるんだよね。立体的に、だけどさ、取ろう       とすると、何もないんだよね」     子「それじゃ、食べられないじゃないの?」     太「悔しいけど、そうなんだよな」     子「それじゃ、厭ね」     太「オイラだって喰いたいよな」     子「お兄ちゃんもスマートになったわね」     子「オマエだって、きれいになったよな」     太「お互いに、幸せじゃないの」     子「あまり、太り過ぎも問題よね」     太「オマエもいい花嫁さんになるよな」     子「そうだと、いいんだけどね」
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