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「ねずみはしぶといんだぞ! そんな簡単に死んでたまるか」
「人間の身勝手で、ねずみを虐げられたら、お返しするからな」
「川だって、海だって、泳ぎきるからね。チュー子」
チュー子「そうよね」
チュー太「人間の勝手にはさせないからな」
子「……でもね。また、大きなお魚食べたいわね」
太「夢にまでも出るよな」
太「オイラの目の前にマグロの頭があるんだよね。立体的に、だけどさ、取ろう
とすると、何もないんだよね」
子「それじゃ、食べられないじゃないの?」
太「悔しいけど、そうなんだよな」
子「それじゃ、厭ね」
太「オイラだって喰いたいよな」
子「お兄ちゃんもスマートになったわね」
子「オマエだって、きれいになったよな」
太「お互いに、幸せじゃないの」
子「あまり、太り過ぎも問題よね」
太「オマエもいい花嫁さんになるよな」
子「そうだと、いいんだけどね」
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