はじめてのこきゅうで

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  酷くせかいが眩しい時がある。   瞳を開けられぬ程に。     自分の汚さが滲み出て それを認めたくない心が涙を流す。     きたないのさ、 きたないのさ。     人間という枠組みの中で欲を持ちながら進化を遂げてきた私たち     (きたないのさ、) (きたないのさ。)           純粋な少年の瞳を見ると、死にたくなる。
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