第一章

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「もう二度と薬はやらないと、倫と約束したから、俺は、もう薬はしてない。」 「お金を何に使うの?」 倫が明生にたずねた。 「家賃滞納したから、仕方ない。家を追い出されるから…」 明生は、倫に必死でお願いして来る。 倫は明生を無視したいが、しつこく、明生から連絡が入る。 明生は、倫に注射のあとはないと、倫に足や腕を見せて、納得させる。 倫は、でもへんに思う。 冬の季節と言っても、部屋は温かい。 明生は寒いとブルブル震えてる。 「暖房の温度をあげてほしい。」 明生が倫に言う。 「明生、部屋の温度は暑いよ。倫はTシャツで、冬なのに過ごせるよ。」 倫は明生をおかしいと思ってたが、明生は冬は寒いと言うだけである。
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