第一章

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明生は出所してからは、倫に手料理を請求するので、作ってあげていた。 年月が流れ、倫は明生に言った。 「明生、手紙を置いてるんだけど、出所したら、孝行すると書いてるけど、明生の態度は何?」 明生に倫がたずねると… 「倫は俺に恩をきせる。俺的には、倫より、別の女がいい。俺も立場あるから…」 「倫に靴をもらったのは事実だけど、俺は、お前が口うるさい女に思うだけで、俺は別の女がいい。」 倫の拘置所であげた靴は外履きになった。 組のおやっさんの身内を嫁にもらった方が、明生的には、靴をもらってるから、立場がいいので… どっちみち、倫も明生と付き合いする前に、土かぶされてるので、埋められるだけである。
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