雨の日のさくら

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雨の日のさくら

高橋拓也は、14歳と7ヶ月だった。 いつも、この世界は、どこかが、おかしいと思っていた。 目の前では×JRが、ぶっ飛んでいる。 「死んだな。」と思った。 俺もぶっ飛んでいる。 ×JRと反対に。 防音ガードに、ぶつかると、 頭と背中を強打した。 倒れた拓也は考える。 作られた世界で消えるだけだろ? 幸い、ヘルメットは、していた。
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