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大学時代の海斗と過ごした2年間
海斗の事が好きで、一緒に建築デザインを手がけられるのが楽しくて、幸せだった。
あの、衝撃的な現場を見てからも、海斗と同じ建築デザイン設計の仕事につく道を選び、そのために努力してきた。
海斗と未来を歩むためでなくて、海斗と同じ仕事をし続けたかったから。
それほど、海斗の存在はわたしにとって大きかった。
海斗の浮気現場を見た後、普通なら怒り狂って攻め立てるところ、わたしは何も言わずに身を引いた。
遠距離だから仕方ない
1度別れて、再会した時にお互いの気持ちが離れてなかったらもう1度付き合うべきだったと思う事にした。
海斗を尊敬していた
だから、海斗にプロポーズされて、嬉しかった。
でも、競合企業の立場的にはライバルの海斗と一緒になっていいのかとか、海斗への気持ちが、好きだからなのか単なる尊敬なのか、寝てない頭で考えられなかった。
わたしは混乱して、なにも言えなかった。
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