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なんでも知っていて、魔術も私より詳しく、お転婆な私を守ってくれる大切なお兄ちゃん。
そんな彼に私はずいぶんなついていた。
そうして月日は流れていく中で、彼の魔術に触れ彼の夢を聞き、彼に追いつきたい、彼と横に並んで立てるような魔導士になりたい!そう思うようになっていった。
その決意をそのまま彼に伝えてみると、彼は嬉しそうに微笑んでくれる。
貴族令嬢が魔導師になる事は険しい道だろう……。
でも……将来魔導師のトップレベルである《宮廷魔導師》に一緒になろうと、私と彼は約束交わしたんだ。
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