第1話 砂漠

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 サンジュは思いきってなかにはいった。ダイアルのついた見たこともない緑色の機械があった。おババ様から教えてもらった通り、機械の左にあるコードのついた受話器をとって魔法のコインをいれた。するとダイアルが勝手にまわった。 「ねえ、つながった?」 「いや、なんか音が鳴るけど、それだけだ」  サンジュは一度、受話器を置いて、またかけなおした。  リジ―はその様子を見ていた。 「十七才おめでとう。サンジュ」  そうつぶやいた。
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