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サンジュは思いきってなかにはいった。ダイアルのついた見たこともない緑色の機械があった。おババ様から教えてもらった通り、機械の左にあるコードのついた受話器をとって魔法のコインをいれた。するとダイアルが勝手にまわった。
「ねえ、つながった?」
「いや、なんか音が鳴るけど、それだけだ」
サンジュは一度、受話器を置いて、またかけなおした。
リジ―はその様子を見ていた。
「十七才おめでとう。サンジュ」
そうつぶやいた。
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