告白

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「おっ、お兄さんが来ました!」  周囲から、拍手が鳴り響く。 「凌也は、もっと遊ぶべきだ、って?」  そうそう、と大木(おおき)がうなずいて、唐揚げをもぐもぐさせながら話しかけてきた。 「いわゆるコレだ。河瀬ほどとはいかないが、場数を踏まなきゃ」  大木が立てたのは、小指。  要するに、女性関係をネタに、凌也は冷やかされていたのか。
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