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氷に差し込む恋心の光
かつて恋というモノに話弾む周囲の話を耳にしたことがあった。
恋というものは自分の人生を潤わせ、華やかにしてくれる光なのだという。
だけど、自分は人に遠巻きにされるほど疎まれており、近づく人間は自分をイジメによって世界から排斥しようとするものばかり。
光がさしこまぬ孤独の闇に取り残され、心は何も感じぬほど凍り付いてしまった。
こんな自分にも、他者と寄り添える奇跡のような恋心が訪れたら、この燻った色に包まれた氷のような世界は変わるのだろうか。
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