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高校1年生の3学期。
1月29日に、彼は進学校を退学した。
喫煙をして、注意をした先生を、ぶん殴ったらしい。
彼は、差別的な事も言われた。と、あたしに打ち明けてくれた。
あたしは嬉しかった。
彼の弱気な顔を見て、愛おしくなった。
力なくあたしを抱きしめる彼がとても愛おしいと思った。
初めて、彼があたしを抱きしめてくれた。
彼に、くちづけようとして、唇を彼の口元に近づけた。
彼は、口元を逸らして、
「ごめん。」
と言った。
彼の腕の甘い香り。
あたしは、彼に寄り添って、
泣いた
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