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「それにしても……本当に地球人かニャ?君の主人達は。
人間の本来出せるスピードとパワーを軽く越えてたぞ……」
『だから選ばれたんじゃないかくま?
運命って奴に』
「お前も……本当は人間なんじゃニャいか?」
人間臭過ぎニャ……人工知能ニャのに。
『そう思えるようにプログラムしただけだくま、ハゲが。
僕は只のプログラムくま。
ただ、一つだけに特化したな』
「それは?」
『美加の笑顔』
「……人を超えた神となっても、人の可能性は読めないニャ……」
そうなんだよニャ……
誰かの笑顔の為に頑張れるんだよニャ……人間って生き物は。
「例の如く、説明を君に任せるニャ、クマくん」
『すまないが、僕は美加のスマホ以外の情報がないくま』
「悪い、忘れてたニャ。
兄さんのクマくんとアクセスさせるから、それで理解してニャ」
ウァサゴのワイハイ、ウァサゴのワイハイ……これでOKかニャ?
『…………一つお願いがあるくま』
「なんニャ?」
『召喚の12、3年前に美加を転生させてくま。
ハゲの精神が限界くま』
「まぁ、よく持った方かニャ?
生きてるって、頭でわかってても、実際に見ないと信じられないだろうしニャ……」
『じゃ、よろしくくま』
「おけニャ」
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