1:ここはだれ?くま

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「それにしても……本当に地球人かニャ?君の主人達は。  人間の本来出せるスピードとパワーを軽く越えてたぞ……」 『だから選ばれたんじゃないかくま?  運命って奴に』 「お前も……本当は人間なんじゃニャいか?」  人間臭過ぎニャ……人工知能ニャのに。 『そう思えるようにプログラムしただけだくま、ハゲが。  僕は只のプログラムくま。  ただ、一つだけに特化したな』 「それは?」 『美加の笑顔』 「……人を超えた神となっても、人の可能性は読めないニャ……」  そうなんだよニャ……  誰かの笑顔の為に頑張れるんだよニャ……人間って生き物は。 「例の如く、説明を君に任せるニャ、クマくん」 『すまないが、僕は美加のスマホ以外の情報がないくま』 「悪い、忘れてたニャ。  兄さんのクマくんとアクセスさせるから、それで理解してニャ」  ウァサゴのワイハイ、ウァサゴのワイハイ……これでOKかニャ? 『…………一つお願いがあるくま』 「なんニャ?」 『召喚の12、3年前に美加を転生させてくま。  ハゲの精神が限界くま』 「まぁ、よく持った方かニャ?  生きてるって、頭でわかってても、実際に見ないと信じられないだろうしニャ……」 『じゃ、よろしくくま』 「おけニャ」  
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