439人が本棚に入れています
本棚に追加
/162ページ
第一章 始まり
「真柴紅実さん、あなたはこの男性を健康な時も病の時も富める時も貧しい時も良い時も悪い時も愛し合い敬い慰め助けて変わる事なく愛する事を誓いますか」
「はい、誓います」
(やっと……やっとここまで辿り着いた)
長かった私と彼の道のり。
幼い日に出逢ってから恋をして結ばれるまでの過程には色んなことがあったけれど、でもそんな道のりも今日という晴れやかな瞬間に全てがいい想い出として塗り替えられてしまった。
最初のコメントを投稿しよう!