結果

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「おお、そうだ。さっきも言ったようにだいぶ込み入っている話なんでな、メールで書くんじゃ俺のほうが大変なんで、電話にすることにしたんだ。でも国際電話じゃ金がかかりすぎて俺が破産してしまう」 「それはさっき聞きました。ひょっとして時差があるどころか時空間が歪んでいてループでもしてるんですか。SNSの通話なら長電話しても大丈夫なんでしょ」と小路丸が言ったところで「ちわー、宅配便です」と店の扉を開いて宅配の配達人が入ってきた。 「先輩、宅配便が来たのでちょっと待っててください」と言って携帯を置き、小路丸は荷物を受け取りに店の入り口まで行く。  配達人は、胸元に抱えていたちょっと大きめのダンボール箱を小路丸に手渡し、送り状の一部を抜き取って差し出した。 「受け取りのサインをここにお願いします」  受け取った荷物をテーブルに置いてから小路丸は受取のサインを書く。書きながら誰からだろうと送り主の欄を見ると山下の名前が書かれていた。 「先輩、先輩からなにか荷物が届いたんですけれど、私になにか送ってくれたんですか」 「おお、タイミングがいいな。届いたか。まあ荷物の方は後回しにしてくれ。ところで人が花になるってあると思うか」 「あるわけないでしょ」小路丸はあっさりと否定する。 「いやお前、もうちょっと考えて返事をしてくれてもいいじゃないか」     
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