プロローグ

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プロローグ

「でっ、査定の結果はどうだったんだ?」  叔父でギルド長でもある、グランは厳しい顔つきで質問した。 「いっEランクでした……」    自分としては予想通りの結果だったが、口に出して伝えるのは情けない。 「はぁ、そろそろ潮時だな。兄の息子だから、ここまで大目にみてやったが、落ちこぼれがダルストロン家の者だと知れると体裁がな……。私のギルド【グローリー・ロード】にはDランク以下の人間の存在を許すわけにはいかんのだ……」  グランは何やら書類に何かを記入していた。 「2年前に兄が死に、引き取ってやったがもう無理だ。お前はもう16歳の大人だろ? ダルストロンの名を捨てて、故郷のパルナコルタに戻りなさい。あそこは16歳からじゃないとギルドに入れないから新人としてリスタート出来るだろう」  グランはまだ、何か書いている。パルナコルタかぁ、確かに旧友がいたり土地勘があるけど……。  やはり、グランは私をここから追い出すつもりなのか。     
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