第27話:フィリアの祖母

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第27話:フィリアの祖母

 ルーペルーンの町はダルバート王国の国境と城下町の間にある山の中に位置する。  人口は少なく、静かな町であった。 「静かな良いところだねー。のどかでボクは好きだなーこういうとこ」  アリシアが町の感想をもらした。オレもそう思う。 「それでぇ、フィリアちゃんのお祖母様はどの辺に住んでいるのぉ?」  ミランダはフィリアに質問をする。 「もう少し向こうに歩いたところよ。すぐに着くわ」  フィリアは指をさしながら説明した。へぇ、そうか。楽しみだな。 ――ガシャァァァン  500メートルほど先の店から大きな音がした。何事だ? 「ガハッガハッ、ダルバートの城下町に行く前の準備だぁぁぁ! オラッ野郎共根こそぎ奪え! 俺達、雷魔団の縄張りをここからスタートしてやろう!」  どう見てもならず者の集まりが、店先で暴れ回っている。  ちっ、こういう奴らはどこにでも居るな! 「行くぞっ、みんな!」 「「オー!」」  オレはみんなに声をかけて走り出した。それにしても、違和感があるのは町の人達が妙に落ち着いてることだ。  あいつらが怖くないのかな? とにかく、もうすぐで着くぞ! 「はっはっは、大量だ……へぶぁっ」 「がはっ」「おぇぇぇっ」「ぐはっ」     
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