第10話:ミゲールの洞窟1

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第10話:ミゲールの洞窟1

「いやぁ、欲張ってさぁ。2つも依頼をいっぺんに出しちゃったから去年は誰も引き受けてくれなくてねぇ。君らが来てくれて助かったよー。【アッシュ・バタフライ】といえば老舗のギルドだから、信用できるし。あっ饅頭食べるかい? 売れ残りだけど、あははははー」  ブルバーンはゲラゲラ笑いながら饅頭を勧めた。  本当にこの町は深刻な状況なのかな? 「ミゲールの洞窟は町の西側にある中型のダンジョンだ。モンスターはそんなに強くないんだけど、ロックスターマンという怪物はやっかい者なんだ」  ブルバーンはむしゃむしゃと饅頭を食べながら話している。 「奴には歌が好きな変な神様が憑いていてねぇ。ずっと大声で歌い続けているんだ。攻撃はしてこないんだけどさ、とにかく五月蝿くてねぇ。しかも図体がでかいから、【腐りごけ】のある場所に続く道を完全に塞いでるんだ。その上、こっちが蹴ったり殴ったりしても倒せる気配がない。とにかく邪魔なんだ。あいつをどうにかしてもらって、ついでにアンラッキーブレイドを見つけてほしい」  ブルバーンは依頼の確認をした。  ふむ、神が憑依した化物か……。確かに厄介そうだ。     
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