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それはわからないが、今の馬超は自らの限界を超えて、関羽、張飛の二人を相手に互角にやりあっていた。
「おい、関羽!本気を出せ!」
「翼徳こそ!我ら二人ならば呂布すら相手でないというのに!」
「うるせえ!」
この展開は今の状況下、非常にまずかった。
背後から砂煙をあげて、敵将の馬岱が本隊を連れて追いついてきているのだ。
馬超は単騎ながら、劉備たちの足を確実に鈍らせていた。
趙雲の馬に乗る孫尚香は、この状況に眉間にしわを寄せ、
「二人ともおどきなさい!」
そう言った後、馬超目がけて弓を引いた。
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