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1ー4
ゾンビは1ー4の教室の掃除用具入れに隠れている。
「おはよー!」
美川美奈代が教室に入ってくると掃除用具入れが開いて、ゾンビが襲いかかってきた。
「キャァァァッ!」
悲鳴を上げる美奈代はクシャクシャクシャと喰われた。
「美奈代!」
美奈代の親友の横山陽子はバスケ部だ。ボールをゾンビに当てたが、ビクともせず、陽子もゾンビの餌食になった。
「横山ァッ!」
1ー4の臨時教師、小泉鋼太郎が拳銃を手にして現れた。
小泉は産休に入った上原蘭子の代役だ。蘭子が復帰したらそこでジ・エンドだ。
小泉は拳銃でゾンビを撃ち殺した。
横山の彼氏だったサッカー部の小波康介が遺体にすがりついて泣いている。
小泉が小波の背中を拳銃で撃った。
血を吐いて小波が倒れた。
銃声に生徒たちが叫んだり、泣いたり、身をかがめたりした。
小泉も魔族の人間だ。人間を3人殺すとモンスターを召喚できる。
ゾンビがいるってことはすぐ近くに同じ種族がいるな?小泉は確信していた。
前から小波のことは気に入らなかった。サッカーのことをよく知らず、ヒールキックってのは悪役を倒す技だと勘違いしていた。後ろ蹴りだとは思わなかった。鼻で笑われ、『よくそんなんで教師やってんね?』とか言われた。
さぁ、次は誰にしようかな?
「先生、何かの間違いだよね?」
美術部の毛塚景子が声をかけた。
「おまえでいいや」
小泉は毛塚を蜂の巣にした。
「ウワァァァァァッ!!」
教室から逃げようとしたパソコン部の小室光一を射殺した。
コイツの父親は昔、派遣されていた部品工場の工場長だ。群馬県の藤阿久って悪そうな名前な街にある。
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