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なんだか、楽しい。あたしまで笑っちゃって、グラウンドに明るい笑い声がよく響く。
ケイさんの言う通りかもしれない。あたしとディオは、お互いの性格をよーくわかってるから、放つ言葉が本気なのか軽いものなのかの区別ができる。
本気の喧嘩じゃなくてただの戯れだから、次の日にはまた笑い合える。
「あぁあそうか!いつものキュリアと何か違うと思ったら……」
たくさん笑って、叫び疲れたらしいディオがやっと静かになったかと思えば、今度はガラナがパンッ!と手を叩いた。
「ディオを踏みつけていたからチビらしくなかったんだなっ」
「!?」
この瞬間、近くにいた全員が青ざめてガラナとキュリアからバッ!と離れた。うわ。今度こそ、やばい。
「チ、ビ?………ガ、ラナァッ!!」
「ギャァァァアァッ!!!!」
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