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funf,月面着陸
「ついたよ」
「がんばってね」
「ぼくらはここでまってるね」
タコたちは月面着陸してから、宇宙船で待ってると言って手を振った。僕は笑顔で手を振り返し、月面を進んだ。
クレーターと呼ばれる月の表面は、文献で見た「火山」のようだなと思った。小さい割に、降りると広大な土地のような感覚になる。
月はきれいな星だと小さい頃は思っていたけれど、実際は地球の衛星で、きれいなものではなく、隕石のようだと思った。
ふわふわと歩いていると、先ほどの地球人を見かけた。
何をしているんだろう。
その地球人の近くには、先ほど見たロケットとは少し違う白い塊があった。なんだろう。基地という奴だろうか。
それよりも、地球人がいっぱいいる。
ばれたらどうしよう。
まさか、殺される?
そんなことはできない、地球人より今は僕の方が優勢なはず。
万が一の時は撃って宇宙船で逃げればいい。
僕はそのまま進んだ。
すると、地球人にばれたようで、地球人の一人がこちらに向かってピョンピョン跳ねてきた。そういえば地球人は宇宙で普通に歩くことも息することもできない、という本を読んだことがあったような。
「だれだ」
「誰?」
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