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 令和市の『レイワ100』は、水無月グループに属し、各種通信機器の設計と製造、ソフトウェア開発と販売を営んでいる。  宮城満は大学卒業後、悪魔の潜む『レイワ100』に入社、研修の後、システム開発チーム所属のSEとして、プログラミング作業などに携わるようになる。  流川瑠璃子って同期が精神障害を発症して自ら命を絶ったのは2ヶ月前の6月7日だ。虚しい日だ。  過労死しないためには怪物を殺さないといけない。怪物を殺すためには3人の人間を殺す必要がある。  5番館って研究所にやって来た。  多くの電子機器が置かれてある。  宮城はダガーナイフで現場長の小峰康介を刺し殺した。  工場は隔絶された村の中にある。  警察署からもかなり遠い。  毛塚慶一郎、瓜生梅美って正社員も血祭りに上げた。コイツらは入社まもない瑠璃子を無能呼ばわりした。  宮城は鏑矢を手に入れた。  死の鳥と呼ばれる鵺がバサバサッと工場の外に現れた。  顔は猿、胴は狸、足は虎、尻尾は蛇だ。  水無月操が現れた。 「何をやってる社畜ども」  鵺は水無月の魂を吸い取った。  宮城は鵺に「ありがとう」と言って鏑矢を放った。 「ウギャァァァァッ!!」  鵺を倒すと、鏑矢は光とともに姿を消した。      
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