第2話  境界線の魔法壁

1/12
前へ
/66ページ
次へ

第2話  境界線の魔法壁

城に戻ると、みんなは行くべき場所へと サンダは用事があると、どこかに飛んでいってしまった またいつでも城に来てねと言ったので、きっとまた来てくれるだろう 「ライカ、手紙が来ているよ」 「私宛?」 ムガルの手から受け取り、私は封をあけて読み始めた 「リヒト王子からだ。あ、今は王様か。どうしたんだろう?」 『ライカへ きっとこの話は一番にイムリーへ伝わるはずだが、君にも知らせておこう 以前ライカたちはよくチェルノボーグに出入りしていただろう? それはすごく嬉しいことだし、友ができてうれしいのだが・・・ 実は入国が難しくなったのだ 次の日気づけばそうだった、境界線から何か透明な壁ができてしまってな。 来るときは少しイムリーに話を通した方がいい。 シロイとクロナの様子も少しおかしくてな、また来てほしい』 透明な、壁? 「そんなの絶対魔法だよ、普通の人間ができるようなことじゃないと思う。」 シロイとクロナの様子もおかしい? 行ってみた方がいいのかもしれない 素敵に生まれかわった国がまた大変なことになったら私嫌だもの さっそく明日発つとしよう 「ムガル、私すこしイムリーとこ行ってくるから、お留守お願いします!」 「は~い」
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加