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第2話 境界線の魔法壁
城に戻ると、みんなは行くべき場所へと
サンダは用事があると、どこかに飛んでいってしまった
またいつでも城に来てねと言ったので、きっとまた来てくれるだろう
「ライカ、手紙が来ているよ」
「私宛?」
ムガルの手から受け取り、私は封をあけて読み始めた
「リヒト王子からだ。あ、今は王様か。どうしたんだろう?」
『ライカへ
きっとこの話は一番にイムリーへ伝わるはずだが、君にも知らせておこう
以前ライカたちはよくチェルノボーグに出入りしていただろう?
それはすごく嬉しいことだし、友ができてうれしいのだが・・・
実は入国が難しくなったのだ
次の日気づけばそうだった、境界線から何か透明な壁ができてしまってな。
来るときは少しイムリーに話を通した方がいい。
シロイとクロナの様子も少しおかしくてな、また来てほしい』
透明な、壁?
「そんなの絶対魔法だよ、普通の人間ができるようなことじゃないと思う。」
シロイとクロナの様子もおかしい?
行ってみた方がいいのかもしれない
素敵に生まれかわった国がまた大変なことになったら私嫌だもの
さっそく明日発つとしよう
「ムガル、私すこしイムリーとこ行ってくるから、お留守お願いします!」
「は~い」
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