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空が曇ってきてる
雨降るのかなぁ。
「あれ、ライカ?」
「ジーク、お散歩中?」
「ああ、少しやっかいなことが起きてな。今からイムリーんとこ行くとこ」
やっかいなこと?
イムリーの部屋に集まると、真剣な顔でみんな座っている
「さっき、リヒトからまた連絡が来た」
ゴクっと息をのむ
「境界線は、確かに魔法で作られてた。事実だ」
やっぱり、魔法なんだ。
「そしてその魔法をかけたのは、人でも魔法使いでもない。神だ」
「イムリー、お前、頭打ったか?」
「嘘じゃない!昨日から世界各地、変化が沢山あった」
「気候や、天候のこと?」
「ああそうだ。それで、境界線を守る魔物が現れただとか」
魔物!?
「その依頼、受けるか受けないかはお前次第だ、ライカ」
その依頼は私宛て
「行こう!このまま世界がどんどんおかしくなるなんて嫌だもん」
「俺も行こう、国はセーワとロキに任せる。ジークはついてこい」
「ですが・・・・」
「セーワ、殿下は、止めても無駄だぞ」
「・・・・それでこそイムリー殿下です、お気を付けて。お帰りをお待ちしています」
「頼む」
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