第2話  境界線の魔法壁

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空が曇ってきてる 雨降るのかなぁ。 「あれ、ライカ?」 「ジーク、お散歩中?」 「ああ、少しやっかいなことが起きてな。今からイムリーんとこ行くとこ」 やっかいなこと? イムリーの部屋に集まると、真剣な顔でみんな座っている 「さっき、リヒトからまた連絡が来た」 ゴクっと息をのむ 「境界線は、確かに魔法で作られてた。事実だ」 やっぱり、魔法なんだ。 「そしてその魔法をかけたのは、人でも魔法使いでもない。神だ」 「イムリー、お前、頭打ったか?」 「嘘じゃない!昨日から世界各地、変化が沢山あった」 「気候や、天候のこと?」 「ああそうだ。それで、境界線を守る魔物が現れただとか」 魔物!? 「その依頼、受けるか受けないかはお前次第だ、ライカ」 その依頼は私宛て 「行こう!このまま世界がどんどんおかしくなるなんて嫌だもん」 「俺も行こう、国はセーワとロキに任せる。ジークはついてこい」 「ですが・・・・」 「セーワ、殿下は、止めても無駄だぞ」 「・・・・それでこそイムリー殿下です、お気を付けて。お帰りをお待ちしています」 「頼む」
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