第2話  境界線の魔法壁

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今でもナンシーとセベロボグは探しています 赤子を連れ去った犯人と赤子たちを。 「ライカ、バックから何か光ってるぞ?」 「え、何かな。・・・・・緑の石・・・・これは、」 私は部屋から出ると、大昼間に向かう 「セントール、召喚!魔界への扉を開け!」 一面に大きな壁が広がる そこから出てきたのは、セントールだ 馬の首部分に人間の上半身が付いた姿の生き物だ 「ライカ様、大変です」 「どうしたの?」 「戦争が始まってしまう、このままではチェルノボーグが危険です」 「・・・・え?」 「チェルノボグとベロボグがケンカしてるんです」 「ええ!?」 「赤子を連れ去った犯人をチェルノボグと思い込み、今現在殺しにかかってます」 何それ何それ 「魔物の動きに異変が、森へ向かってください。今なら止められるかも」 「知らせてくれてありがとう、魔界の方でも少しなんとかできるかしら」 「はっ!では失礼します!」 ケンカ、ねぇ。 神同士のケンカはただ事でもない そして1つの可能性 クロイとシロナがナンシーとベロボグの赤子だとしたら 「急がないと」
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