Prologue

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「私じゃない!」 「お前しかいなかった、母さんの周りには。それにお前は、お前は!」 ベロボグはひどい言葉をチェルノボグにどんどん投げつけます 「お前は出来損ないで、悪い奴だ、そんな神だろ!それに、ずっと憎んでただろ」 「私がどうして殺したと?理由はあるのか」 「世間が疑ってる、もちろん私もだ、お前はここにいちゃいけないんだ」 「ひどすぎる。こんな仕打ち・・・・!」 チェルノボグはロアナプラの追放を命じられました ロアナプラには女神という神が消え、支えられなくなりました 国は亡び、土地はただの平地へと化しました 「こんなカラカラに・・・・そうだ!」 ここを新たな国にしよう、新たな神を作ろう ベロボグは「ベロボーグ」という名の国を作りました そして、ベロボグで出会った女性、ナンシーと婚約を機に、ロアナプラを 彼女へと引き渡しました。彼女がロアナプラの神になったのです 「新たな女神が、生まれたぞ」 けど幸せはそうずっと続かない、もう1人の神、チェルノボグは黙ってはいませんでした 彼は自分の国を作り上げたのです 自分の手だけで、新たな国、「チェルノボーグ」 隣国との境目には、境界線代わりの門を建て、簡単には入れないようにしました そして新たな問題 ロアナプラで仕事をしていた妻、ナンシー ベロボーグで仕事をしていたベロボグ 2つの国の間にできたチェルノボーグ 絶対に通れない門 2人は引き離され、二度と会えないことになってしまったのです
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