第1話 平和なベロボーグ

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第1話 平和なベロボーグ

私はライカ、この国の王室魔物使いをやらせてもらってます 最近はちょくちょくお仕事がきたりして忙しい日もあります けど、主にのんびりって感じの仕事です 仕事の内容は全然のんびりでもなんでもないのにね。命に関わる・・・・ 最近結婚しました、相手はこの国の王様、イムリー王です けど呼び慣れないので、普通に「イムリー」と呼んでいるけれどね レオナルドの騒ぎ事件から約1年が経過 ポカポカのお日様が、ここ、ベロボーグを暖かくしてくれていました 「ライカ―、これは薬草棚?」 「うん、ありがとね」 「ホント1年あっという間だよね、僕もやっと王室魔物使いとして認可してもらったし」 ムガル、今年の試験でやっと認可試験で合格したの 必死に勉強してたよね 「ライカ、イムリーは?」 「今部屋にこもってセーワさんと仕事中~、国の仕事って大変そうだよね」 イムリーに王の座が引き継がれてから、イムリーのお母様とお父様は 世界一周旅行に出かけたの 2人でいい思い出作りたいんだって、素敵だよね お土産がたま~にポコっとおくられてくるんだけど、全部お菓子 珍しいお菓子ばかりだけど、美味しいのもあれば、美味しくないのも・・・ 「今日はお仕事終わり、さ、家に戻るかー・・・って、ここが家か」 「まだ慣れない?(笑)」 「まぁね、ずっとこの小屋か自分の家だったし。城は広すぎるよ」
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