2人が本棚に入れています
本棚に追加
君は本当のことなんか何一つ言わないと 今ならわかる。
ここから離れたら 君は簡単に私を過去に置き去りにする。
時々、ああそんな人もいたなと思い出すくらいで
隣に私がいてもいなくても 君にとってはなんにも変わらない。
私たちは先輩後輩になりすぎた。
君が 先輩 と一言で呼ぶのは私だけだ。
無意識だと言っていたけど
結婚とは、誓いだ。 この人と一生添い遂げるという。
好きとか嫌いとかじゃなくて、一緒に居続ける誓いだ。
なんにも変わらなくていいから、ただずっとそばにいてほしい。
そんな容易いことさえ叶えてくれない君。
そうか、つまり私は
君に愛される女の子がひどく羨ましいんだ。
それはずっと先の未来かもしれない。
下手すれば、そんな未来はないのかもしれない。
友達なら せめて前者を望むのに、今の私は後者を望んでしまう。
だから本当は 一刻も早く君の前から消えなきゃいけないんだ。
嫌いになる途中
嫌いになろうとして、ようやくなんとも思わないになるのだろうと思う。
『僕のことは思い出にしてください』きっと言われるに決まっている。
私は、君の隣に女の子がいるところさえ見たくない。
だから、ここから君がいなくなったら、もうそれでさよならだ。
最初のコメントを投稿しよう!