【写真と詩】清く、正しく、最後まで

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610d618c-4eb7-4ee1-add8-3ddae0a07bfd    暗闇に彩られた花びら  梅と桜の違いがわからない君  まあるい形で、切れ込みもない。どう見ても梅だと指を指す私  君は携帯を構えないで、私の指を目で追っていた。  肩と肩が自然と触れ合う距離  その時間が私は一番好きだった。  ずっとそうしていたかった。  なんとも思っていないのなら 二人で待ち合わせなんてしないし  なんとも思っていないのなら 休みの日にキャンドルナイトなんて見ないのに  どちらも君にとって特段の理由もないこと  そんなのよく わかってる。  でも、ただ 君とそうして自然と触れ合えたのが  私にとっては かけがえのない瞬間だったんだ。  愛しいひとときだったんだ。
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