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Blue snow
突然、雪だるまが落ちてきた。
8月の真夏に、雪だるまが降ってくるはずがないのだが、何故か落ちてきた。
その雪だるまは、起き上がり「初めまして」
と、私に挨拶をした。
私の名前は、「Bluesnow」と申します。
ー雪だるまが喋ってるー
一ノ瀬 彩月さんですよね。
しかも・・・・・・。私の名前を知っている。
雪だるまの人形ではなく、紛れもない
本物の雪で、出来ていた。
しかも、雪だるまを触ってみると
かなり冷たい。こんな真夏なのに
溶けないなんて。不思議でならない。
「どうして、私の前に現われたんですか」
と私は尋ねた。貴方は、私達の雪だるまの
世界を救う人なのです。彼はそう言って
消えて行った。”彼が消えた後、道路が濡れていた。これは、幻か。
いや、違う。確かにこの目ではっきりと見た。
そんなことを考えていると、地下鉄の乗り場についた。やっと来た。
夏は好きだが、暑くて、歩きたくもない。
早く帰って、烏龍茶をがぶ飲みしたい気分だ。
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