第4章

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西村さんと寝たのは3回目のデートの時だった。 ドライブの後、いつもは「これからどうする?」と聞いてきたがこの夜は「ホテル行っていい?」と聞かれた。 私は事前に用意していたセリフを云う。 「付き合っている人としか、そういう事しませんよ。」 西村さんは声を出して笑った。 「そう?じゃ、今から付き合おうか。いい?」 軽い始まり…。だけどもう十分に彼に惹かれてしまっていたのだ。 私は頷いた。 車は近くのラブホテルに入った。 部屋のドアを開きスリッパに履き替える。 荷物をどこに置こうかキョロキョロしていると、いきなり後ろから抱きしめられた。 首筋へのキス。同時に薄手のニットの上から胸を揉まれる。 「ん…ん…」 唇へのキスもされてないのに感じて声を出している自分を呪う。 無理矢理西村さんの方に向き直りキスをねだった。 焦らさずに西村さんの唇はすぐに私の唇に重なりそのまま舌も入ってきた。 激しいキスでわたしの中から濡れ落ちていくのがわかる。 「服脱いで」 見つめられながら囁かれる。 シャワーを浴びてないので嫌だったが彼の言葉には断ることの出来ない魔力があった。抗うことが出来ずに服を脱ぎ下着姿になる。 「かわいいね」 そう言うとまた立ったまま首筋にキス。今度はブラジャーを取られながら胸元を舐められた。 「あ…んん」 「感じてるの?」 彼は一歩後ろに下がりベッドに座った。 「パンティは自分で脱いでごらん。」
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