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腰を沈めていき根元まで咥え込む。
私は息を吐き膝を落として動き始めた。上に乗ることに慣れてないのでヘコヘコぎこちない動きしか出来なかった。
それでもたまにグイっと当たる気持ちいい場所を頼りに動きを変えていく。
腰を逸らしお尻を突き出しながら動くと彼の先端の大きく張り出したカリが私のお腹側のザラザラした部分に当たるのだ。
「んっ…あっ…あっ…やんんっ…あっ」
西村さんは私が嬌声を上げながら乱れていく姿をずっと観察していた。
あまりに冷静な彼の顔を見ると気持ちいいのは私だけなのかと思えてきて不安になる。
お願い…こんなに気持ちよくなってる私を見て!
お願い…そんな冷たい目で見ないで!
快感と不安感
思考能力が落ちた頭の中に二つの異なる感覚が入り自我を崩壊させて行く。
もう後ろで見ている私の中の傍観者もいない。脳の中の冷静な部分は溶けて崩れ落ちる。
私は壊れていくことに身を任せて恍惚とした。
「あがっ…だめ…ぁああっ!」
「もうそろそろ動いていい?」
涙と汗でぐちゃぐちゃになっている私に彼は普段通りの声で聞いてきた。
言葉を忘れた私は頷くことしか出来ない。
西村さんは上半身を起こし私と向き合った。
「自分だけこんな汗だくになってる。すげぇな。」
クスクス笑いながら私のウエストに手を回す。
そして対面座位の格好で下からガンガンと突き上げてきた。
自分で動くのと違い、深く奥まで入っていく。子宮に当たってるのがわかる。
痛いような…いや、もう痛みは感じない。
満たすような圧迫感。
目の裏がチカチカして真っ白になる。
「もうイッていい?」
西村さんの言葉に答えるようにギュッと抱きつき中を締め上げた。
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