第4章

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その後、西村さんは何事も無かったように 「明日も仕事だよね。車まで送るよ。」と言い身なりを整え始めた。 そこで初めて犯された後のような自分の姿をまじまじと見た。 下半身は裸でシャツの間から胸が覗いている。 恥ずかしい…。 慌ててシャツのボタンを留め後部座席に置いてあるスカートを取ろうと後ろを向いて手を伸ばす。 不意に後ろから指が入ってきた。 「きゃっ!!!」 驚いて西村さんの顔を見ると 「外から、ま る み え だよ。」 とクスクス笑った。 私は真っ赤になりながら急いで洋服を着た。 彼のこういう所が大好き。 何日か平穏な日が続いた。 だけど西村さんと付き合うという事は制御不能のジェットコースターに乗っているようなものなのだ。
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