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私の夫、チビ筋肉は情が薄い人だ。
彼の中では普通なんだろうけど私の中では薄い。
そこの、私とチビ筋肉の価値観の違いを説明しよう。
例えば目の前でおばあちゃんが死んでても無視
例えば目の前でおじいちゃんが死んでても無視
って、これはまぁ大袈裟でした
例えば道端でおばあちゃんが転んだりした場合
私はすぐさま駆けつけたくなるが
チビ筋肉はそこまでする事ないと言う。
例えば道路の真ん中で子猫が死んでいたら
私は端っこに避けてあげるが
チビ筋肉はスルーだ。
人間関係でも、私に"そこまでするな"とか
"もうそんな奴と縁を切りなよ"
と言ってくる。
あんたには情ってもんがないわけ！？
と多々思う。
まぁこれは、妻を守るための意見だからいいとして
自分の周りの人に対しての想い方も私とは全然違うのは事実だ。
もちろん、虐められてる子もスルーするタイプ。
でも大抵そういう人間で溢れているから、否定はしないけど。
チビ筋肉は、とにかく気が弱い生き物だ。
だから変な奴が寄ってくるんだと思う。
前に先輩に威圧的に攻められた事があり
最初はノリの良い先輩で
良い人だと思い込んでいた。
私はそもそも最初から
うさんくさい、信用出来ない、見栄張りだ、騙されるな
と言っていたんだけど
仲良くするにつれて、とうとう本性を現したんだ。
チビ筋肉を脅す暴言を吐いて利用しようとした。
その時のチビ筋肉っていったら
"勘弁してくださいよ〜汗"
と必死に言っていました。
１つ、彼を尊敬するところは
どんな理不尽なことも怒りに犯されず
いつでも冷静に対処する
そして自分が悪くない立場なのに、悪いと決めつけられたとしても
それをわざわざ正そうとはせずに
諦められるところだ。
"怖い嫁"としてはですね
その先輩の件はどうしても許せない出来事でして
チビ筋肉を貶すのも脅すのも利用するのも
私だけなら許される事であって
それを他人がするもんだから怒りましたよ。
"私あなたの事が嫌いですから(笑)"
とまで言ってやったわはははははは
怖すぎてオシッコちびっちゃったけど。
チビ筋肉はとにかく、お調子者だ。
基本的に相槌に深い意味はない。
基本的に褒め言葉に信用性はない。
"その場しのぎ"が誰よりも上手だ。
要は、気持ちのない言葉を平気で言えるクズ野郎なのだ。
おっと。
貶しすぎるとまたグジグジと文句言われそうだから
もう少し褒めておくことにしよう。
私は、色々な事に対して
柔軟に物事を進める事が出来ないが
チビ筋肉はトイレの水のようにすんなりと流せる人だ。
トイレの水…………トイレの………
きったねぇーーっ！！！
あいつ、だからきったねーんだわ！！！
うわ！！くっさ！！！くっさ！！！！！
そのまま流れてしまえばよろしいのに！！！
あ……いけない
褒め言葉を並べてる最中だったのに私ったら
別に"怖い奥さん"の仕返しでは決してないですから。
そんな子供じみた事しませんから、私。
ちょっとトイレに行きたくなったから
次のページでまたお会いしましょう。
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