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「お前が、真宮凛子と結婚しなければ、俺が社長になる。それは、前会長の遺言に書いてある事で、そのための手段でやった事だ。
会社の金を着服?あれは、必要経費だ。大島建設は俺の会社になる。だから、俺が必要経費と言ったら必要経費なんだ」
桐島取締役が開き治った。
わたしに対する嫌がらせは、柳瀬さんがやった事で、女性社員が多い会社だと、割と起こりうる事で、会社に対して損害は出してない。
だから、刑事事件にはできないし、柳瀬さんに対しての処罰も、できても地方に飛ばすぐらいで、そうなれば、柳瀬さんは大島建設を退職するだろう……。
桐島取締役の会社のお金を着服した件についても、彼が社長になれば、確かに、私用で使っても、経費と言い切れば済むだろう……。
わたしは、こんな形で決断するのは、嫌だったけれど、覚悟を決めた。
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