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「犯罪…、貴方と結婚さえすれば、社長になれるので構いません。
1度籍だけでも入れて頂ければ、私の正式な代表取り締まり社長就任と遺産相続等の手続きが済み次第、離婚して下さっても構いません。
慰謝料も支払いますし、自社の持ち株式のうちの30%が貴方の元になります」
大島蓮社長が机をバンっと叩いて言った。
確かに遊んで暮らせるぐらいのお金が入ってくるかもしれないけれど、わたしはインテリアプランナーとしての仕事を誇りに思って勤めてる。
だから、自分で働いて稼いで、みのたけのあった生活をして、いつか出会う、この人と一生を添い遂げたいと思える人と出会って結婚して人生を歩みたい。
大島建設代表取締社長と結婚して直ぐにバツがついた女と思われる方が、わたしの人生設計に対して、マイナスになる。
わたしは大島蓮社長が持っていた、わたしの戸籍謄本を奪い、破り捨てた。
「大島社長と婚姻関係があったのにすぐに離婚された事実の方がわたしにとって、一緒の不名誉になります。
お金は働いて稼いで、その給料で身の丈にあった生活をしていくからいらないです」
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