彼は国道100号線を走ってみたら…

3/15
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
 その道路の前方にも、霧のようなものが漂っていた。 「来月に開通とか聞いたけど……もう通れるのかな……?」  ミツルはスピードを上げず、(さぐ)るように走行をつづけた。  前方に『国道100号』という表示があった。 「やっぱり国道100号線だ」  すると、まもなく前方の道路が切れていることに気付いた彼は、とっさにアクセルを 踏み込み、目を閉じた。  直後、ミツオの車は空中に飛び出し、むこに伸びている道路に載っかり無事だった。 「やったね……」
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!