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その道路の前方にも、霧のようなものが漂っていた。
「来月に開通とか聞いたけど……もう通れるのかな……?」
ミツルはスピードを上げず、探るように走行をつづけた。
前方に『国道100号』という表示があった。
「やっぱり国道100号線だ」
すると、まもなく前方の道路が切れていることに気付いた彼は、とっさにアクセルを
踏み込み、目を閉じた。
直後、ミツオの車は空中に飛び出し、むこに伸びている道路に載っかり無事だった。
「やったね……」
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