彼は国道100号線を走ってみたら…

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 しばらく走って行くと、道路の真ん中で100人ほどの子供が遊んでいた。  仕方なく、その直前で車を止めると、子供たちが集まってきて、車の周りを取り囲んだ。  が、その顔は子供の顔ではなく、何やら異様な表情をしていた。 「コラ! 早く前を開けろー!」  しかし、子供たちは笑ってるだけで、開ける気配はなかった。  ミツオは仕方なく、何度もクラクションを鳴らした。  それでも子供たちの様子は変らなかった。   「どかないと()き殺すぞー!」  アクセルを少し踏み込んだ。  すると前方にいた数人の子供が、ボンネットに飛び乗ったので、ミツオは仕方なくブレーキを踏んだ。
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