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すると、その子供たちが一斉に、フロントガラスに向かって立ちションを始めたのだ。
彼らだけではなく、車を囲んでいた子供たち全員が立ちションを始め、小便のためにその姿は見えなくなっていった。
「このヤロー! いいかげんにしろー!」
思わずミツオは叫び、ワイパーを作動させ、小便が押し流されると、そこに子供の姿はなかった。
彼は、フロントガラスの洗浄液を多目にかけて、再度ワイパーを作動させてから、
ドアーを開けてみた。
すると子供の姿は全くなかった。
「ったくもー……。どういうことだ……?」
車に乗ると、走りだした。
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