彼は国道100号線を走ってみたら…

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 しばらく走って行くと、だんだんと空の雲ゆきが怪しくなってきて、周りが暗くなってきた。  前方には交差点があり、白髪の老人のような男が歩道にいた。  こっちの信号は青だったので、ミツオは平然と通過しようとした。  すると老人は突然、車に当たってきたのだ。 「あっ、当たり屋かー?」  急ブレーキで止めると、すぐに倒れている老人の元へ向かった。 「おい、あんた、ダメですよ。こういう事しちゃ!」  しかし、よく見るとそれは人形だった。 「なんだ、こりぁ……」
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