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しばらく走って行くと、だんだんと空の雲ゆきが怪しくなってきて、周りが暗くなってきた。
前方には交差点があり、白髪の老人のような男が歩道にいた。
こっちの信号は青だったので、ミツオは平然と通過しようとした。
すると老人は突然、車に当たってきたのだ。
「あっ、当たり屋かー?」
急ブレーキで止めると、すぐに倒れている老人の元へ向かった。
「おい、あんた、ダメですよ。こういう事しちゃ!」
しかし、よく見るとそれは人形だった。
「なんだ、こりぁ……」
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